中元節(旧暦7月15日)

中元節(旧暦7月15日)
8月30日は旧暦7月15日、台湾のお盆、中元節でした。
この日は街中いたるところでお祈りしている人たちを見かけました。
今日は台湾の中元節の文化について解説します。

中元節とは

中元節は、道教や仏教の伝統に基づく台湾の特別なお祭りです。この日は、亡くなった親戚や友人、先祖の霊魂を追悼し、彼らに祈りを捧げるために家族が一堂に集まります。また、中元節は「鬼月」とも呼ばれ、幽霊が人間界に現れると信じられています。

中元節の儀式の場所

中元節の儀式は通常、屋外で行われます。特に家の門口や庭、広場などが一般的な場所です。室内や家のバルコニーなどで行うことは避けられます。これは、家に幽霊や魂を招き入れたくないという理由に加えて、幽霊たちが室内に入るのを門神が防ぐためでもあります。

中元節のお供えもの

三牲:豚肉(皮と脂のある三層のもの)
   全雞(どこも切ってはいけない)
   全魚(尻尾があるもの、鰻などは不可)
四果:四季の果物
各果物の数は奇数の3または5である必要があります。バナナ、栗、梨はお供えできません。これらの果物は台湾語で「招、你、來」(招待、あなた、来て)と音が似ているため、幽霊を家に招くと信じられています。また、釈迦頭は釈迦牟尼仏の頭部に似ているため、敬意を欠くとされています。
このほか、お菓子やカップラーメンなど様々な食材をお供えします。

供物台のほかに用意するもの
紙錢:死者のためのお金。紙錢は焚き上げることによって霊魂の世界に送られ、亡くなった者がそれを受け取り、死後の世界で使用できると信じられています。
洗面器・タオル:水が入った洗面器、タオル、歯磨き粉、石鹸、鏡なども用意されます。これらのアイテムは、幽霊たちが身を清めるために利用するようになっています。

日本のお盆は親族でお墓参りに行きますが、台湾のお盆は会社の同僚たちとお祈りしている人が多かったです。2024年の中元節は8月18日だそうです。機会があれば拜拜にも参加してみたいです。

💡今日の単語

中元節/zhōng yuán jié/中元節
三牲/sān shēng/3種の肉類
四果/sì guǒ/四季の果物
紙錢/zhǐ qián/紙のお金
拜拜/bài bai/お祈り

PR ■ドメイン取るならお名前.com■
d払いポイントGETモール

コメント

タイトルとURLをコピーしました